定年退職後に独立開業(2)儲ける方法と準備、私の場合(年金前提)
前の記事で、定年退職後に起業する具体例のアイディアをいろいろと思いつくまま書きました。
>> 定年退職後に独立開業(1)起業のアイディアその具体例(年金前提)
定年退職後は、いずれ受け取れる年金で「食べるだけなら何とか生活できるかな」と考えていますが、少し足りない部分を補える程度の収入があれば最高ですね。
でも、「儲からなくてもいい」などと言いながらも、やっぱり少しくらいは稼ぎたいものです。
そうすると、
- どのくらい稼げばいいのか
- どうやって稼げばいいのか
ということが問題になりますね。
これらを、定年後の起業(独立開業)のひとつの例、「私の未来の社労士事務所」に当てはめて考えてみましょう。
年金あってこそ、の老後の独立開業
まずはその前に、大前提。
老後の独立開業については、今ある蓄えと公的年金(+個人年金)とで、なんとか生活できることが前提です。
それで生活できないようなら、バイトをしたり、シルバー人材センターに登録したりして、とにかく年金と合わせて生活できることが重要です。
ずっと会社からの給料で生活してきたサラリーマンが、定年退職してから起業したからといって、簡単に稼げると考えない方が幸せです。
今日もどこかで意欲と野望とアイディアを持った若い力が、大きな夢を抱き、設備投資というリスクを冒して、起業しています。
中途半端な経験と知識、狭い世界での専門性があったとしても、彼ら若者と競い合い、この厳しい世の中で勝ち上がっていくことはできません。
それでも勝ち上がれるような強者は、定年退職などを待たずにとっくに起業していることでしょう。
われわれ定年退職後の独立開業組が、彼ら若者に対する唯一のアドバンテージは、
- 年金(それと蓄え)があるから、稼げなくても大丈夫
という、このことだけです。
これを忘れてはいけません。
生活できるだけの年金と蓄えがなければ、できれば独立開業などは考えずに、現在の仕事を続けたり、安定した就職先を探す工夫を優先させてください。
どのくらい稼げばいいのか
それでは本題です。
どのくらい稼げばいいのか、というのは人によって違うでしょうが、ある程度の基準があります。
まずは最低限、黒字化することが必要です。
毎年毎月かかる経費分は稼ぎましょう。
また初期投資があったなら、それを回収しましょう。
いつまでたっても赤字なものは事業とは呼ばず、趣味やボランティアと呼びます。
この最低限の黒字化を容易なものにするためにも、初期投資と決まって出ていく費用はできるだけ抑えましょう。
黒字化したならば、利益目標を立てましょう。
月3万円とか5万円、20万円まで行ければ最高ですね。
老後生活のシミュレーションをしながら行いましょう。
>> PC不要、脳内でできる!かんたん老後シミュレーション「年間240万円」
どうやって稼げばいいのか
このことには知恵を絞りましょう。
幸い、稼げなくても大丈夫なはずです。
生活費が少し足りないなら、バイトなどして乗り切りましょう。
試行錯誤しながら、少しでも稼ぐ方法を考えましょう。
そしてできれば、在職中に準備を始めましょう。
>> 事業のまねごと「事業ごっこ」開始のすすめ
私もこれから試行錯誤していきます。
中途半端な知識と経験しかない中、本業で稼ぐことは難しいと考えています。
それよりも、いちおう専門家であることを生かして、何か別のところで稼ぐことはできないかを模索中です。
その中で、とりあえず始めたことが、このブログを立ち上げたことです。
- いちおう専門性あるブログですが、いったい何ができるのか
- 広告だけで少しでも収入にならないものか
- アフェリエイトでも始めてみようか
少しずつですが、頑張っていきます。
社労士はまだまだ足りないと感じるから
本業である社労士で稼ぐことは難しいと感じながらも、世の中に社労士はまだまだ足りていないとも感じています。
確かに弁護士を始め、士業と呼ばれる職業でも食べていけない方が増えている、とも言われています。
しかし、社労士は全国で、40,000人しかいません。
日本に会社は、400万社あるといわれています。
社労士ひとり当たり、10,000社も関わることはできません。
私も社労士の一人として、できることはしたいと考えています。
>> 社労士はまだまだ足りない、と本気で思うし、そう信じている
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