ムダな時間を削ることが働き方改革の第一歩。削るときは業務と一緒に

公開日:   最終更新日:2018/08/05

ムダな時間を削って残業削減、労働時間の短縮を図りましょう。
これが、働き方改革の第一歩であることに異論はないでしょう。

でも、ここでいう「ムダな時間」っていったい何でしょうか?
ムダな時間といえばふつうは、「働いていない時間」のことです。
ということは休憩時間や移動時間、はたまた待機時間などのことでしょうか。
たしかにこういった時間は、見る人によっては「ムダ」に思えるでしょう。

しかし、さぼっているわけではない人が、この「ムダに見える時間」を削るはできるのでしょうか。

「もっと早く!」、「効率的に動け!」などの掛け声だけでは時間は削りだせない

働き方改革は、会社が主導して行うことがふつうです。
社会の要請や会社の価値向上などを目的に、いろいろな理由で行われます。

・従業員の労働環境改善のため
・残業代の抑制など人件費の圧縮のため
・生産効率を上げるため

これらの理由のために「ムダな時間」を削るとしたら、まずは社員の「働いていないように見える」時間を削ることを考えるのが普通です。第一歩です。
これは簡単に見えますが、実際にやってみるとあまり効果は出ません。
会社側から見た、社員の「働いていないように見える時間」が、実は「働いてはいないけれど必要な時間」であることが多いためです。

・効率よく働くための息抜きの時間
・一度作成した書類を見直している時間
・今後の段取りを立てている時間
・間違いがないか点検作業をしている時間
・アイディアをひねり出している時間


程度の問題もありますが、少しでも止まって見える社員に次々仕事を詰め込むことは、失敗に終わることが多いのです。
特に通信機器が発達した現在では、どんなスキマ時間にでも仕事ができてしまうので、違う意味での過重労働にもなりかねません。
1日8時間労働だとしても、本当に目いっぱい効率だけを追い求めて仕事に集中することは、けっこうつらいのです。

かえって仕事上のミスが増え、その対処のため余分な時間がかかることも多々あります。

人にはその人なりのペースがあります。「時間」だけを削ることは難しいのです

もちろん効率の悪い動きをしている人に対して指導を行うことで、時間を削ることができることもあるでしょう。
でも、そんなことはレア・ケースです。
みんなそれなりに工夫してがんばって働いています。

「時間短縮!」「もっと効率を上げろ!」などの掛け声だけでは、時間は削りだせません。

「ムダな時間がかかっている業務」を「業務ごと」削りましょう

これが正解です。
「時間」を削りだすのではなく、「ムダな時間がかかる業務」を見つけだし、その業務ごと削ってしまいましょう。
また同じように、「ムダな時間がかかってしまう社内ルールや仕組み」もあわせて何とかしましょう。

・プリントアウトされた書類をPCに入力し直す時間
・無くても困らない書類を、時間をかけてファイリングしている時間
・外出許可の承認がおりるまで自席で待機している時間
・前の会議が長引いていて、会議室前で待機している時間

こういう時間を削り、労働時間を圧縮することで、過重労働を防ぎつつ労働生産性が上がります。
企業は収益を上げ、従業員に還元できれば、みんながよろこびます。

本当にムダな時間、さがせばいくらでもあります。


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