定年と年金生活が近くなり思う。社会保険の充実した会社員で良かった

公開日:   最終更新日:2017/12/21

私はもう30年近く会社員をしていますが、今思い出しても恵まれていたと感じています。
もちろん、辛い日々もありました。
まだ、「ブラック企業」や「パワハラ」なんて言葉がなかった頃から働いていました。
今でも辞めたくなることも多いですし、出来れば早期退職したいのも本音です。

それでも会社員で良かったと思えるのは、社会保険が充実していたからです。

社会保険の充実した会社員(従業員)という身分

社会保険とは、ご存知の通り社会保障のひとつです。
病気、老齢、介護などのリスクを、みんなで出し合ったお金でカバーする仕組みです。
具体的には、医療保険、年金保険、介護保険の三種類となります。

本来、社会保険制度と言えば、この三種類に加え、失業や労働災害のリスクを同じように保険制度でカバーする雇用保険と労災保険の二つを総称する「労働保険」もこれに含みます。
しかし社労士の世界では、社会保険労務士法で労働保険を除いたものを「社会保険」と規定していますので、ここでは私もそれに従います。

会社員などの「厚生年金保険適用事業所の従業員」は、当然、厚生年金保険に加入することになり、また同時に健康保険に加入することにもなります。

厚生年金も健康保険も保険料の半分は会社が負担してくれるが、それだけではない、もっと重要なこと

ご存知のように、自営業者が加入する国民年金より厚生年金の方が多くの年金がもらえることになります。
これは、厚生年金が、国民年金と同額の基礎年金部分に加え、報酬に比例した分を上積みされるためです。
そのため保険料は高額になるのですが、半分は会社が負担してくれます。
これが助かることは確かですが、一方、国民年金も今はその半分が国庫支出、つまり税金で賄われています。

同じように、会社員の加入する健康保険もその半額を会社が負担してくれるので、自営業者が加入し、その全額を負担する国民健康保険制度より、お得感があるかもしれません。
しかし国民健康保険制度には、国や都道府県などの支援や、他の制度からの拠出金がありますので、お得かどうかは一概に言うことができません。

会社が半分負担してくれるとか、国民年金より厚生年金の方が多いとか、そんなことよりも、もっと大切なことがあります。

強制加入で給料天引き、定期健康診断が義務というありがたい制度

若い頃の私は、年金など興味ありませんでした。
健康なのが当たり前でした。

年金などに頼らずとも財産を築けばいい、と考えていたか、日々の暮らしで精一杯だったでしょうか。
少なくとも、年金保険料を自ら進んで払うことはなかったでしょう。

歯医者の定期検診のお知らせハガキが届いたら、ちゃんと電話して予約するようになったのは、40代の後半からでした。
幸い大病もせず50を超えた今、定年までカウントダウンに入り、体のあちこちにガタも来ています。

当たり前のように年金保険料が引かれ続け、毎年の健康診断を受け続けることができた今、会社員で本当に良かったと胸をなでおろしています。

もし私が生まれ変わったら、若い私は今のこんな思いなど忘れているでしょう。
そんな若い私が将来の進路に迷っていたら、是非伝えたい。

「会社員がおすすめですよ」と。


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コメント一覧

  1. アバター どらみ より:

    私なら、若いころの自分に会ったらなんていうか・・・

    「結婚相手は会社員にしなさいよ」かしら(笑)

    お勤めごくろうさまです。

    • その他登録の社会保険労務士 その他登録の社会保険労務士 より:

      どらみさん、コメントありがとうございます。
      会社員は明日も仕事なので、もう寝ます(笑)。
      おやすみなさい。

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