50代の働き方は収穫作業。引き継ぐタイミングを間違えると泣きを見る

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前の記事で、50代の会社員はリストラや転職に備えてがんばらなければならない、という話を書きました。
>> 今からでも遅くない。50代のリストラや転職に備えるたった5つの心構え

注意をしなければならないのは確かですが、実際のところ50歳代の働き方というものは、若いころに比べて楽なことも多いです。

・出世競争も終わって、定年までのポジションが見えた
・手慣れた仕事を、淡々とこなす
・新たに挑戦することもない
・若手に仕事を任せつつ、指導的な立場となる
・役職定年などで少し給料が下がっても、若者よりは高給取り

まるで「若いころ競争でつかみ取った畑を、その後何年も何年も苦労して耕し育て、ついに収穫時期を迎えました」って感じで、老後に備えておいしい実を収穫するような時期でもあります。
もちろん、あんまりのんびりしていては、リストラや転職といった落とし穴にはまります。
それらに注意していれば、そこそこ幸せな会社生活を送れるはずです。

しかし、もう一つ注意が必要なのが、上にあげた50代の働き方の下から二つ目、「若手に仕事を任せつつ、指導的な立場となる」ということです。

仕事を部下や若手に引き継ぐタイミングが難しい

50代になれば、今まで行っていた業務を若手に引き継ぎ、その育成や指導を行うことが多くなっていきます。
業務にもよりますが、この育成と指導が終わったところで定年をちょうど迎えるというのが理想です。

なかなか、この引き継ぐタイミングというものが難しいのです。

早すぎれば会社での立場がなくなる

あんまり早くに引き継いでしまい、部下が育ってしまうと何もすることがなくなってしまいます。
「めんどうな仕事は若手に任せて楽ちん楽ちん!」などと言っていると、本当にリストラされかねません。
その上、何もすることがないのに会社へ来るのもつらいものです。

・定年まで半年以上を残して全ての得意先を引き継いだ営業マン
・息子に社長の座を譲った会長
・トラブル発生時に備えたベテラン作業員

「することがないのに居なければいけない」という状態を楽しめる方はいいのですが、意外と苦労されている方が多いのです。

遅すぎれば苦労する

言うまでもありませんが、結局は大体こうなります。
完璧に引き継ぐのは無理なもので、何か不都合がおきればいない人の責任となるものです。
「定年した前任者がちゃんと引き継ぎしておらず、まことに申し訳ありません」となるものです。
立つ鳥跡を濁さず、というのはあきらめましょう。

それでも、できるだけお世話になった会社に迷惑をかけないよう、早め早めに自分の仕事をシェアし、引継していきましょう。

会社がコントロールしてくれるといいのですが、それはそれで立場がない

あまり自分では何も考えないと、会社が判断してくれます。
引き継ぐように業務命令があり、与えられた時間で引継を完了する。
それはそれで楽なようですが、逆に言えば、会社の判断でいつでもリストラされ得るということにもつながります。
もちろん会社命令であるなら仕方ないのですが、できれば引き継ぐタイミングくらい自分でコントロールできる立場にありたいものです。

私は幸いにも、自分の業務を部下や若手に任せていける立場ではあります。
ですので、ここに書いたことは、結構、気にしています。

むずかしいものですね。


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