個人事業主専用カードなんていらない。個人カードの1枚を事業専用に

公開日:   最終更新日:2020/03/29

社労士として開業もしていないのに、昨年11月に信用金庫に事業用口座を作りました。
>> フライング気味に事業用口座を作りました。個人事業主なら信用金庫!

事業用口座を作ったら、次はクレジットカードですね。

口座開設の顛末記事の中で「この勢いで、次はクレジットカードを作りましょう!」と宣言しましたが、なまけものの私です。そのまま年も明けてしまって、気が付けば2月になってしまいました。もうすでに「この勢い」は全く感じられませが、さすがにそろそろ動きましょうか。

独立開業の日が決まったわけではありませんよ。

このブログを置いているレンタルサーバーの、代金が引き落とされる5月が迫ってきましたからね。このブログがある日突然、落ちてしまっては困ります。

クレジットカードは、事業経費の支払専用に1枚用意する

会社で経理をしている方はご存じでしょう。できれば事業でクレジットカードは使いたくありません。

会計は、基本的に「発生主義」だからです。

発生主義では、実際にお金が動いた日にちではなく、お金が動く事態が発生した日にちを記帳します。つまり、実際に売買を行った時点を記録します。携帯電話代でもネットでの買い物でも、銀行引き落としや振込なら同時にお金が動きますが、クレジットカードではそうはいきません。

買い物をしても、まだお金を払っていないので、「未払金」が発生します。
そして翌月銀行引き落としされたときに、また記録しなければいけません。

面倒です!

「領収書」も発行されません!

ポイントの扱いは?なんて考えたら、とてもやってられません!

・・・それでもやっぱりクレジットカードは、必要ですよね。

レンタルサーバーや、Amazonでのお買い物など、いちいち振込みなんてしていられません。
携帯電話や各種サービス、カード払いの方が便利なものはたくさんあります。
そもそも「カード払いのみ」なんてものまであります。

ぶつぶつ言っていないで、クレジットカードを用意することにしましょう。

プライベートに使っているカードを事業にも使ってしまっては、どれが経費かどれが私用かごっちゃになって、後からややこしいことになります。

事業用の専用カード、やっぱり必要ですね!

個人事業主に、法人カードや個人事業主専用カードなんていらない!

個人所有のクレジットカードが何枚かあるならば、それを事業用に回せば十分です。しかし残念ながら、余ってはいません。

すなおに新規で頼むことにしましょう。

できれば何枚もカードを持ちたくありません。キャッシュカード一体型のクレジットカードが好みなのですが、これまた残念ながら私が事業用口座にと開設した信用金庫には、そんなものありません。

仕方がないので「社労士っぽいカッコいいクレジットカード」を探すことにしましょう。

・・・

「今の時代、個人事業主も法人カード。起業したばかりでも大丈夫、フリーランス必見!」なんていう広告がありますが、思いっきりスルーしましょう。「個人事業主専用クレジットカード」などというものもあります。でも、そんなものいりません。

ちなみに、「開業してないから申し込めないだけじゃないの?」というわけではありませんよ。

確かに、社労士としての開業はしていません。でも昨年にブログを4つ立ち上げて、「ネットビジネス」という副業を始めた私は立派?な個人事業主です(自称ですが^^;)。

昨年度は売上ゼロで、経費倒れの大赤字ですが、それでも大丈夫!
事業を開始したばかりでも、赤字であっても、個人の信用審査だけで通るものもあるらしいです。
しかも、今年度は黒字化できる事業計画まで立っています!
>> 複数ブログ運営で来期黒字化が見えてきた。次は事務所経費が目標です

あくまで計画は計画なのですが、こういう資金調達?のためには多少のハッタリも必要なのですよ。

それでも法人カード、やっぱりいりません。

調べてみると、「仕入」をしない個人事業主には法人カードのメリットはありません

個人事業主が法人カードを持つメリットは、その限度額の高さと、売るために物を購入する「仕入」にも大手を振って使えることです。

この仕入に関しては、個人カードで行っても大丈夫という意見もありますので、ケースバイケースです。
要はカード会社が、「購入が換金目的」と判断するかどうかです。
しかし個人カードが仕入に使えるかなんて、私にとっては何の問題でもありません。
リスクを極端に恐れる「小心者個人事業主」を目指す私は、在庫リスクのある「仕入」なんかは100%するはずがありません。

この程度のメリットと多少のカッコよさのためだけに、高い年会費を払わされる法人カードなどいりません。

さっさと適当な個人所有のクレジットカード、探すとしましょうか。

クレジットカードの申し込みというものは、面倒くさいものです。
今すぐでなくてもいいものなら、なおさら後回しになってしまいます。

法人カード(個人事業主カード)はいらない。
個人カードでいい。

個人カードだから何でもいい。そんなに使わないから、年会費無料の適当なクレジットカード

個人事業主に必要なクレジットカードの条件は、たったの2つです。

  1. VISAかJCBならネットでの支払いに困らない
  2. 年会費永久無料の方がいいに決まってますね!

街にクレジットカードの申込書がないのはなぜ? そうか、今の時代はネット申し込みですか

何でもいいなら近所のコンビニ、ローソンカードでいいや!と思ったのですが、ローソンに行くと何とカードの申込書が見当たりません。仕方がないのでテレビでも宣伝している電気屋さんのカードでもいいか、と妥協したのですが、これまた見つからない。店員さんに聞くのが好きではない私は、すごすごと帰ってきてしまいました。

昔は街にあふれていた、三つ折りでそのまま封筒に使えた申込用紙。どこへ行ってしまったのでしょうか。

JMBローソンPontaカードVisa

仕方がないので、ネットで申し込み。
社労士らしいかな?と思って候補にしていた「しんきんカード」は、ネットで申し込むと資料を送ってくるという。これは面倒です。

それならやっぱりローソンカード。正式名称は「JMBローソンPontaカードVisa」といいます。
公式サイトに行って「申込の流れ」を読んでみると、ネットで申し込んだ後に、電話で応対、最後に店頭で受け取ることもできるようです。この店頭受け取りの時に、銀行(信金)届出印が必要とのこと。ネットで申し込んだら引き落とし用に印鑑はどうするのだろうか?という謎のひとつが解けました。

さっそく申し込み

17:00 入力スタート!

住所氏名なんかはスイスイ入力、楽々です。
運転免許証または運転経歴証明書番号?、なるほど本人確認ですね。

JMBお得意様番号?? 何ですかそれは?
「JALマイレージバンク(JMB)お得意様番号をお持ちの方は~」とあります。
飛行機が苦手な私は、もちろんそんなもの持っていません、って何でローソンがJAL?
やっぱり少しは下調べした方が良かったのかも。
「JMBお得意様番号欄にご入力のない場合、JMBに登録のない番号をご入力の場合は、所定の方法により、お得意様番号を設定させていただきます。」とあります。
勝手に番号を振られるのは、いささか不本意ですが、どうせ使わないからまあ良しとしましょう。

カードの取引目的はもちろん「生計費決済」、 事業費決済なんかはいたしません!
事業をしている私の代わりに、個人の私が立て替えるだけです。

ショッピングリボ宣言? キャッシングリボ宣言? 意味が分からないものは、もちろんスルー。
メールマガジンの受け取りチェックは、もちろん外します。
キャンペーンやプレゼントなどおトクなメールなんかは、まったく興味もございません。

17:19 入力終了、所要時間は約20分というところでした。

ただいま審査中、のはずです

「お申し込みありがとうございました。」と表示され、その下に「この後の流れ」が表示されます。

  1. お申し込み確認のお電話
  2. 審査結果メール
  3. 郵送でカードお受け取り

電話がかかってくるのでしょうか?
支払い口座とか何にも入力していませんが、大丈夫でしょうか?
それよりも「カードのお受け取り方法は、お申し込み時にご選択いただきます」という説明にあった気がしましたが、聞かれませんでしたけど??

何はともあれ、申し込み完了です!

17年ぶりのローソンカード

1990年(平成2年)に、コンビニ業界で初めてクレジットカードを発行したのがローソンです。
もう25年近くも前のことになりますが、私は取引先から頼まれて、「ローソンVISAカード」を持つことになりました。
まだバブル経済の余韻が残っていたその当時は、ゴールドカードを持つことが若者のステータスだったものです。
そんな中、コンビニ発行のクレジットカードはとっても珍しがられ面白がられ、私も満更ではありませんでした。

ところが、そんなお気に入りだったローソンVISAカードは、2001年にローソンがダイエーグループから離れたことがきっかけで、私の意思とは無関係に「オーエムシーVISAカード」へと強制的に変更されてしまいました。
その後、会社としてのオーエムシーカードは親会社であるダイエーから売却され、いつのまにか、何の馴染みもない新会社「セディナ」となってしまいました。

それからしばらくたった頃でしょうか。
ローソンがいつの間にか、またVISA提携のクレジットカードを発行していることに気が付いて、私の心は揺れました。
「あれはもう、私の好きだったローソンカードじゃない!」、そう心に言い聞かせてガマンしていました・・・。

そんな私が今回、結局ローソンのクレジットカードを手に入れることになろうとは。
これも何かの縁でしょうか。

今回申し込んだ新しいローソンカード、正式名称「ローソンPontaカードVisa」のお申し込みページには、「クレジットカードは、オンライン申し込みで最短3営業日発行」とありました。
まあ、いくらなんでも3日は無かろうと思いながら、申し込むことにしました。

申し込み当日(2018/2/10)に、あっさり審査を通過!

17:19 クレディセゾンさんからメール、件名:カードの申し込み受付番号のお知らせ
18:43 本人確認の電話
18:51 メール、件名:カードの発行手続きが整いました

「カード発行手続きが完了しました、カードのお届けまで今しばらくお待ちください」とのこと。
うーん、なかなか早いじゃないですか、なんて満足しながらメールを読み進めると、「引き続き、インターネットサービス「Netアンサー」への登録手続きをいたします」と続いています。
おいおい、そんなサービスいりませんよ!とも思いましたが、止める手段もありません。

結局、支払口座や印鑑は謎のまま。とりあえずカードが郵送されてくるのを待つとしましょう。

申し込み翌日(2018/2/11)、クレディセゾンさんからあちこちにメール

まず登録したメールアドレスに、メールが2通。

件名:Netアンサー確認メール
件名:【セゾンNetアンサー】手続き完了のお知らせ

「カードと同時にお申し込みいただいたセゾンインターネットサービス「Netアンサー」のIDとパスワードをお知らせいたします。~」と、あります。
申し込んだ覚えはありませんが、私が注意書きを見逃したのかもしれませんので、ここは良しとしておきましょう。
「※本メールがカードより先に届く場合がございます。その場合はカードがお手元に届いてからNetアンサーをご利用ください。~」と続きます。
カードが来るまでは、何もできないようです。
これは本当に、3日くらいでカードが届くのかも?

ところがそれから10分後、携帯電話にクレディセゾンさんからショートメール。
携帯の電話番号は申込みの時に入力しましたけど、勝手にショートメール送ってくるとは聞いていませんよ。
しかも携帯電話2台持ちの私ですが、ガラケーの方の番号を登録しています。
ガラケーですから、ショートメールも2通に分割されています。
いったい何ごと?、と読んでみると、「Netアンサーへの登録ありがとう」とのこと。
登録した覚えはありませんが、ここまではまあいいです。

「ご利用明細確認に便利なアプリへカード登録をお願いします。」とありまして、「下記のリンクから登録してね」ときましたか。

だからガラケーだって!
しかも、リンクの有効期間は 7日間。
だからカード届いてないって!

カードが届かぬまま、1週間が経過・・・

申込みから8日経ちました(2018/2/18)。
カードは来ない・・・。

そこへ携帯電話に、またまたショートメール。
ガラケーだから3通に分割・・・。
「アプリへのカード登録が済んでない方は、下記のリンクから登録してね」と、またまたおっしゃいますか。

だからこれ、ガラケーだって!!
しかもリンクの有効期間はやっぱり 7日間。
だからだから、カード届いてないって!!

しかも追い打ちをかけるように、登録したメールアドレスにも「Netアンサー」さんからのお知らせメール。
「このメールは、メール配信サービスを希望されていないお客様へも配信させていただいておりますのでご了承ください」との書き出しですが、中身はたいした内容ではありません。

こういうのがいらないから、わざわざ「メール配信サービスを希望する」のチェックを外したんですけど!

申込みから11日目に通信事務郵便が来て、13日目にカードが届きました!

申込みから11日目(2018/2/21)、ついに近所の郵便局から通信事務郵便が届きました。

「本人限定受取郵便物特定事項伝達型の到着のお知らせ」

そして申込みから13日目(2018/2/23)、お昼過ぎに郵便局に電話、夜間の配達を依頼して、ついにローソンカードを受け取りました!

配達時に身分証明として免許証を見せると、郵便局員さんが免許証番号を面倒くさそうに書き写します。
「クレジットカードは全部こんな配達になっちゃって、もう大変ですよ~」という愚痴さえも、このときの私なら笑って聞けますよ。
結局、申込みから 2週間かかっていませんから、最初に「最短3営業日発行」の文字さえ見ていなければ、もっともっと満足だったでしょうに。

これで経理部門の準備、すべてが整いました!

カードの台紙には、「引き落とし口座を書き込んで、本人確認のために免許証のコピーを貼り付けて返送してね~」と書いてあります。
なるほど、そういう仕組みだったのですね。
さっそく記入して郵便ポストへ投函しました・・・。

姿は前とは違うけど、おかえりなさいローソンカードさん!
3回目は勘弁してくださいね~。

そしてちゃんと、記帳もしますよ

クレジットカードはおろか、銀行口座も記帳しない方法も存在します。
>> 「簡単仕訳帳」が本当に簡単。定年後独立開業の会計ソフトはこれだ!

クレジットカードも銀行口座もあくまで個人所有として、事業で使うお金はすべて「事業主さんから借りて支払った(事業主借)」としてとして処理する方法です。

私も最初はこの方法を採用したのですが、簡単すぎて逆に分かりにくく感じてしまいました。

結局、銀行口座の動きも、クレジットカードでの支払いも、ちゃんと記帳しておきたくなりました。「簡単仕訳帳」のエクセルは簡単な作りですから、これくらい、簡単に追加できます。


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コメント一覧

  1. どらみ より:

    いろいろ準備が整ってきて、この先が楽しみですね♪
    「簡単仕訳帳」私も見てみようと思います!

    • その他登録の社会保険労務士 その他登録の社会保険労務士 より:

      どらみさん。コメントありがとうございます。
      「簡単仕訳帳」は本当に簡単、おすすめです!
      こんなので青色申告65万円控除がOKなら、私でも楽勝です。
      問題は、そこまで収入を得ることなんですけどね(笑)。

  2. どらみ より:

    追伸
    ホント!お問い合わせがめっちゃ強固になってます!w

    • その他登録の社会保険労務士 その他登録の社会保険労務士 より:

      返信が遅くなってゴメンナサイ(__)

      問い合わせは、一切なくなりました!w
      強固過ぎたかな?・・・^^;。