「簡単仕訳帳」が本当に簡単。気楽な個人事業主なら会計ソフトはこれ

公開日:   最終更新日:2018/07/07

このブログを始めたことで、将来、社労士として独立開業することが現実のものに思えてきました。

ブログで収益を!
収益?
これも立派な事業のひとつですね。

社労士として独立開業したら、個人事業主です。
そうなる前に、事業を始めてしまったわけです。

個人事業主なら、やっぱり目指すのは青色申告です。
「青色申告のためには複式簿記が必要だ!」という単純な考えから、半年前から複式簿記を始めました。
>> 複式簿記を始めよう!副業以下の「事業ごっこ」ならエクセルで十分?

「その他登録」社労士の私には、社労士としての事業収入はありません。
あったら社労士法違反で叱られてしまいます。

社労士として独立するときまでに、このブログ事業が副業になっていたらいいなあ、なんて考えています。

そんな甘い考えで、エクセルを使ってブログ事業の収支を記帳していました。
とはいっても、初年度である今年度(平成29年)は、経費がかかるばかりで収入などありません。
その経費も、4行で終わりです。

  1. このサイトを開設したときの、レンタルサーバー費用
  2. 新しいサイトを作るための、独自ドメインの追加費用
  3. こりもせず、更にもうひとつ独自ドメインの追加費用
  4. 何を考えているのかまたまた独自ドメインの追加費用

収入はもちろんゼロ。
年末(個人事業の年度末)の決算の時期が近づいてきましたが、これだけなので暗算でも大丈夫です。
まだ事業のまねごと「事業ごっこ」の段階なので、決算も行う必要はありません。

でも来年度からは、広告収入もある(はず)です。
将来のためにもちゃんとしたいなあ、と考えていました。

そんなとき、たまたま立ち寄った本屋さんで素晴らしい出会いがありました。

少しだけ稼ぐ定年後独立開業なら本物の会計ソフトはいらない。「簡単仕訳帳」が本当に簡単、これで十分。

私が出会った「簡単仕訳帳」、本物の会計ソフトではありません。
ただのエクセルシートです。

本に書いてあるURLからダウンロードできますが、ネットで検索しても簡単に見つかりダウンロードできてしまいます。
なんという太っ腹、と思いましたが、それはすぐに理解できました。
この本が、エクセルシート以上に秀逸なのです。



「簡単仕訳帳」でトクする青色申告
 藤原道夫 (著)
- フリーランスのための記帳の方法 -

この本と、ダウンロードしたエクセルシートだけで、簡単に記帳から決算ができます。
4行だけの入力で済む私は、本当に一瞬で終わりました。

今年度は売上ゼロですので確定申告まではしませんが、これなら楽々確定申告できそうです。
ネットでも感謝の声がたくさん上がっています。

ただし、この簡単仕訳帳を使うには2つの条件をクリアする必要があります。

  1. 売上高1,000万円なんて全然無理だから消費税は納付しない
  2. 財布を事業用と個人用とで分けていない

という開業したての個人事業主なら楽々クリアできます。

むかしに簿記3級のテキストなどを読んだことがあります。
内容は理解できるのですが、ふだん使っていないとすぐに忘れてしまいます。
決算なんて年に一回だけですから、いくら覚えても、1年後にはさっぱりです。

そんなときに、この本がすばらしい。
本自体も薄いですが、内容も薄く(失礼!)、読み返すのも簡単です。

エクセルシートがまたうれしい。パスワードがかかってないから自由にいじれる

フリーのエクセル会計シートは、何種類か存在します。
しかし改変できないようにパスワードがかかっているものが多いのです。
関数も見えなくなっており、変更や拡張ができません。

社労士事業やネットでの副業は、基本的に「仕入れ」は発生しません。
そういったいらない部分を削ろうと思ってもそう簡単にはいきません。

しかし、この簡単仕訳帳のエクセルシート、計算式の保護こそされていますが、パスワードがかかっていないので自由に改変できます。

また、この簡単仕訳帳は「事業用も個人用とサイフはひとつ」ということを前提に作られています。
これがいいのです。

お金の流れをわかりやすくするために、「事業用の口座」は作るべきです。
しかし、小規模個人事業主は、「事業用口座」は作るべきではない、と考えています。

私は、最高の会計ソフトを手に入れました

この本のコラムでは、「いずれは簡単仕訳帳を卒業して青色申告ソフトを探しましょう」という内容が書かれています。
しかし、それはいらぬお世話です。
エクセル+簡単仕訳帳エクセルシート+この本。

事業を大きくしようという野望などない私に、最高の経理担当がパートナーに加わりました。


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