今からでも遅くない。50代のリストラや転職に備えるたった5つの心構え

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「終身雇用は過去のもの」というのは、もう当たり前のようですね。
3大メガバンクが「大規模な構造改革」という名のもと、3万人規模の人員削減に乗り出すという記事を読んで、悲しくなりました。
銀行といえば、過去に合併や吸収を繰り返し、そのたびに大きな人員削減を行ってきたはずですが、まだまだ削減していくようです。

私が就職した昭和の終わりは、まだまだ終身雇用が信じられていました。
特に、銀行や商社、巨大メーカーなどに就職すれば、「人生の勝ち組&一生安泰」などと、もてはやされたものでした。
それが今では、「定年まで働ける企業はない」とか「就社ではなく就職、どこの会社でも働ける職を身につけろ」なんて言われているようです。

これから就職する学生や、勤め始めた若者に、今できるアドバイスはありません。
30年後の社会が想像できないからです。

私は若い頃一度転職し、それから25年以上、今の会社で働いています。
確かに同じ時代に入社した同僚たちは、もう2割も残っていません。
この先、私自身もどうなるかわかりませんが、長い会社生活の中で、たくさんの方の転職や就職を見てきました。
今も会社が存続していることと、私の運が良かったことに感謝しながら、50代のリストラや転職に備える「5つの心構え」を紹介します。

1.苦しくてもガマンして、今の会社にしがみつく
2.得意先や出入業者、関連会社に再就職する方法
3.今からでも少しでも「技術」を身につけておく
4.職歴には、「空白期間」を作らないことが大切
5.常に最悪の事態を考え、できる準備はしておく

1.苦しくてもガマンして、今の会社にしがみつく

まずは、当たり前のことからです。
50代の転職事情は、けっして甘くはありません。
もうすぐ定年を迎える方を、好条件で雇うことはありません。

昔は、親せきや知人などのコネを頼るという手もあったのですが、今ではほぼ無理です。
今の時代、親せきや知人にの中に、一人くらい職をさがしている方がいるものです。
自信を持って紹介できるような優秀な方ならまだしも、そうでない方なら紹介した責任が生まれます。
そんなものを背負えるほど余裕のある方は、そうはいません。

それに今は、誰もが知っている有名企業で技術職や専門職に就いていた優秀な方が、名もない中小企業の契約社員にガンガン応募してきます。
実際、最近そういう方に数名お会いしました。
みな、人当たりも良く知識も豊富なうえに、雑用のような仕事にも熱心かつ丁寧に打ち込んでおられます。
こんな方たちが、安い給料に賞与なしの有期契約社員募集に殺到しているのが現状です。

安易に、早期退職や転職を考えてはいけません。
リストラなどされないためにも、与えられた業務に一心不乱に取り組み、今いる会社に少しでも貢献しましょう。

2.得意先や出入業者、関連会社に再就職する方法

不幸にもリストラされてしまったり、会社が存続しなくなったりしたとき、頼りになるのが仕事上つながりのあった会社です。
私の周りでも多い事例ですので、どの業界でも多分にあるのでしょう。
過去の仕事の経験も生かせますし、50代の再就職先としては上の上という部類です。

これまでの働きぶりや実力を知ってもらっていることが、この取引先への転職成功の大きな力となりますが、あるときは障壁にもなります。
ここまで言えば、もう分かりますよね。
向こうから「是非来てほしい」と言われることもあれば、元いた会社が下請けに頼んだとしても断られることがあります。
普段の接し方や仕事ぶりなど、日々の積み重ねが全てです。

ちなみに、元いた会社が存続している場合は、当然ながら「円満退社」が絶対条件です。、

3.今からでも少しでも「技術」を身につけておく

「難関資格に挑戦しよう」とかいうことではありません。
今している業務を冷静に分析し、「自分の技術」としてアピールできるよう磨きをかけておく、ということです。
もちろん今の業務に関連する資格があれば、ないよりはある方がいいに決まっています。
そのようにして、万が一のリストラ対象者面談や転職面接時などの時に、自分の経験や技術をしっかり語れるように準備しておきましょう。

ISOの委員や各種管理者などの面倒くさそうな追加業務への参加要請があれば、積極的に、よろこんで手を上げましょう。
スキルアップにもなりますし、会社にも貢献できます。
こういう細かな積み重ねが、「後ひとり」が選ばれるときに効いてきます。

4.職歴には、「空白期間」を作らないことが大切

それでも不幸にも無職になってしまったら、とにかく早く働き始めましょう。
「失業手当をもらいながら、じっくり就職先を探す」なんて考えてはいけません。
なかなか就職が決まらなければ、バイトでもOKです。

採用担当者も人です。
職歴の空白期間に何をしていたか、いろいろと想像してしまうものです。
求職者が会社を選ぶのではなく、会社が応募者の中から選ぶのです。
失業手当(失業保険の基本手当)は早々にあきらめて、仕事に就いて就業手当をもらいましょう。

もし私が数か月間会社に行かなかったとしたら、その後すぐに毎日働くだけの体力と気力を保てる自信はありません。

5.常に最悪の事態を考え、できる準備はしておく

あくまで、今の会社に全力を尽くすのが前提です。
リストラが始まったとき、残れる側に入れるよう努力しておきましょう。
それでもリストラされたとき、会社が存続しなかったとき、どうするかを常に頭の片隅に置いておきましょう。

・節約してお金を貯めるのもいいでしょう
・知人が商売をしているなら、休日に手伝うのもいいでしょう
・副業を始めるのもいいかもしれません
・技術や資格を取得するのもありかもしれません

いざという時にあわてないように、準備をしておきましょう。
何も起きずに定年を迎えられたら、幸せをかみしめましょう。


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