確定申告からコンビニ納付。立派な払込金受領証がもらえてこれは安心

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払込金受領証

税金の還付が楽しみで、毎年行っている確定申告。しかし、今年はいつもと勝手が違います。なんと、税金を追加で納める立場になってしまいました^^;

納税・・・ですか。

いろいろと納める方法を選べはしますが、どれも帯に短したすきに長し。悩みに悩んで消去法でイヤイヤ選んだのは「コンビニ納付」です。

心配事はたくさんありましたが、何が一番不安かといえば、いつもコンビニで買い物するように、ペラペラなレシート1枚をさらりと渡されたらどうしよう、ということでした。

納税通知書や納付書があれば、それにハンコを押してもらえるのですが、悲しいことにそんなものはありません。ちょろっとしたレシート1枚では、納税の証拠と胸を張るにはあまりに頼りない。

・・・心配無用でした。

上に貼り付けてあるように、立派な「払込金受領証」が手に入りました。「ちゃんと払った感」満載ですw

選べる納付方法? どれも私にとっては一長一短

サラリーマンである私にとって確定申告は、いろんな控除を利用して税金の還付を受け取る楽しい行事だったはずです。それが今回は違います。

若いころに入った養老保険が満期を迎え、保険金で大儲け(←おおげさ^^;)した私は、給料天引きなどではなく、自ら納税する立場となったのですw
>> バブル期の養老保険が満期になりました。30年前の私をほめてあげたい

軽自動車税なんかなら、今までも払ったことくらいありますが、あれは送られてきた納税通知書を金融機関へ持っていくだけのお手軽仕事です。

自らの意思で、自ら納税するのは初めてです。

自分で申告し、さらに自力で税金を納めるというこのシステム。もし私が悪い人なら、忘れていたふりをして申告しないか、金額をわざと間違えて少なく納めたりしてしまいそうですが、残念ながらそんな勇気は持ち合わせていません^^;

計算の結果、納めるべき税金は15万円を超えています。納税とは無縁なサラリーマンの私にとっては、なかなかの額です。

納税の方法はいろいろ選べます・・・が、これがどれもこれも一長一短なのです。

国税は、申告した税額等に基づき納税者ご自身で納付の期限(納期限)までに納付していただく必要があります。納付手続は、次のとおり様々な方法がありますので、ご自身で選択し、納付手続を行ってください。

※ 申告書の提出後に税務署から納付書の送付や納税通知等のお知らせはありませんのでご注意ください。

国税庁HP:国税の納付手続より引用

せめて納付書や、納税通知なんかを送ってくれると助かるのですが・・・

1.ダイレクト納付 × 私には不可能でした

e-Taxによる簡単らしい操作で、預貯金口座からの振替により納付する方法です。

e-Taxで申告をしていない私にとっては問題外。今回の確定申告では、IDパスワード方式で初めて電子申告をした私ですが、e-Taxはまだまだハードルが高いのです。

そもそもマイナンバーカードの申請すらしていません・・・って、制度を推進する立場の社労士としてどうなんだ?というご指摘はご勘弁ください^^;

2.インターネットバンキング等 × 残念ながら不可能

その名のとおり、インターネットバンキング等から納付する方法です。

おお、こいつはお手軽だ、いいじゃないか!と一瞬思いましたが、「利用できる方」として「e-Taxで申告等をされている方」という縛りがあって思わずがっかり。

マイナンバーカードにe-Tax。そろそろ真剣に考えましょうか・・・^^;

3.クレジットカード納付 △→× 手数料が高い?

「国税クレジットカードお支払サイト」を運営する納付受託者(民間業者)に納付を委託する方法です。

実は申告書作成時に、いったんこれで納付しようと心に決めていました。そのせいで、コンビニ納付で使うQRコードを申告中に作成しなかったという失態を演じてしまいました。

消去法の末にイヤイヤ選んだ、このクレジットカード納付という方法。いろんなサイトでカード番号を入力することに、いまだに抵抗があります。

しかも実際にお金が出ていく(引き落とされる)のは1か月後。早く払ったからといって割引があるわけではありませんが、払うものは払ってしまった方が気持ちがいいものです。

しかししかし15万円は、持ち歩いたり払ったりするには中途半端に大きな金額です。

ガマンしてやっぱりこの方法で払おうか~!と思って支払いサイトに行くと、なんと決済手数料がかかるというではありませんか。

「こちらから決済手数料の試算ができます。納付税額を入力してください。」という便利な画面が用意されていましたので、「15万円」と入力すると、

  • 納付税額 150000円
  • 決済手数料(税込)1.254円
  • お支払額合計  151,254円

1,254円!・・・他の方法なら手数料は無料なのに1,254円!

中止中止!・・・やめやめ~!

・・・後から考えると、ポイントが付くカードもあるらしいし、何だかんだで手数料くらいは戻ってきたのかもですが、ただでさえイヤイヤ選んだものですから、あっさり挫折してしまいました。

やっぱりクレジットカードは、苦手です。

4.コンビニ納付(QRコード) △→◎ おススメ!

(注)「QRコード」は、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

これが私のおすすめ! コンビニエンスストアの窓口で納付する方法です。

と言っても、最初は真っ先に候補から外しました。コンビニのレジで15万円を払うことが想像できないうえに、いつもの買い物のようなレシートを受け取っても、ちゃんと税金を納めた気分がまったくしなさそうです。

しかし冒頭に書いたように、心配ご無用でしたw

夜も明けきらぬ早朝に、あやしいおっさんから一万円の札束をいきなり渡されて、とまどう店員さんにはちょっと気の毒でしたが、それ以外は簡単便利、楽々です。

ちなみにコンビニ納付に必要なQRコードは、PCでの確定申告書入力中に作成することが可能です。

たぶん申告中にQRコードを作成すれば、名前や住所、納税金額などは自動で入力されたはずです。私はコンビニ納付などする気もなかったので、うかつにも作成しませんでした。後から戻って作成することはできなさそうですので、迷った方は申告中にQRコードを作成しておくことをおすすめします。

このQRコード、国税庁のサイトから後で作成することは可能なので、私はこれで作りました。でも、必要な情報を一から打ち込むはめになってしまいます。同じといえば同じなのですが、申告書から自動で入力された方が間違いがなくて安心です。

「30万円まで」という制限こそありますが、このコンビニ納付、気に入りましたw

5.コンビニ納付(バーコード) - 対象外

税務署から、バーコード付納付書の送付を受けられた方が使える方法です。納付書を送ってももらえない今回の私にとっては、検討の余地はありませんw

6.振替納税 × あこがれますが・・・

預貯金口座からの振替により納付する方法です。

これはずばらしい。事前に振替依頼書を提出するなど準備が必要ですが、毎年納税するならこの方法が一番ですね。

しかし残念ながら、サラリーマンを続ける今の私には、毎年納税する予定などまったくありません。

将来開業したとしても、所得税を納めるためには高い高いハードルがあります。基礎控除に青色申告特別控除、社会保険控除に加えて必要経費のことまで考えると、年間100万円をゆうに超える収入が必要です。

定年後、あまい考えで開業する私に、そこまで稼ぐ力が残っているのだろうか・・・という話はさておき、今回の納税のためだけに、口座引落しを決断する勇気はありませんでした。

7.金融機関や税務署の窓口 △ 時間と勇気があれば

金融機関又は所轄の税務署の窓口で納付する方法です。

やっぱり税金は税務署に納めたいタイプの私にとっては、これがベストの方法です。クレジットカード納付をあきらめた私は、この方法での納付を選ぶつもりでした。

しかし平日の昼間に働きに出ている私にとって、近所の税務署に気軽に出向くのはむずかしい。行けるとしたら、有給休暇を取る予定のある来月か? それまで納めることができなくて、私はガマンできるのか?

しかも調べてみると、備え付けの納付書に手書きするらしいのです。何も用意せずに、その場で書き込むのです。数字を間違えて書くほどくたびれてはいないつもりですが、私が私自身を今ひとつ信用できません。

コンビニ納付なら、納付書代わりのQRコードを前もって準備できるじゃないか。

コンビニ納付なら、今からでも、明日の朝でも行けるじゃないか。

コンビニ納付なら、すべてを終わらせることができるじゃないか。

コンビニ納付なら・・・

ということで、結局コンビニ納付。すっかり気に入りましたw

サラリーマン生活が長いと、税金は自動的に引かれるもの、という考えが染み付いてしまっています。

一度手にしたお金の中から、自らの意思で税金を払うという今回のことは、なかなかの割り切りと思い切りが必要でした。

はい、勉強になりました^^;

また次に確定申告の結果、税金を納める必要があれば、また「コンビニ納付」を選びますよ。30万円以上だったら選べないですけど。でも、それはそれで儲かったということですから、それもいいですねw


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