社労士登録者数の推移。年間1000人増加の時代から500人増加の時代へ
前の記事で、社労士試験合格者数の推移をご紹介しました。
>> 平成29年社労士試験合格発表。合格率は6.8%に戻り、来年は受験者増?
せっかく合格したのですから、次は登録となります。
ついでに登録者数の推移を調べてみました。
社会保険労務士登録者数
31,681人(平成19年9月30日現在)前年より+972人
33,144人(平成20年9月30日現在)前年より+1,463人
34,223人(平成21年9月30日現在)前年より+1,079人
35,298人(平成22年9月30日現在)前年より+1,075人
36,316人(平成23年9月30日現在)前年より+1,018人
37,347人(平成24年9月30日現在)前年より+1,031人
38,231人(平成25年9月30日現在)前年より+884人
38,878人(平成26年9月30日現在)前年より+647人
39,898人(平成27年9月30日現在)前年より+1,020人
40,426人(平成28年9月30日現在)前年より+528人
40,907人(平成29年9月30日現在)前年より+481人
厚生労働省の報道発表資料「社会保険労務士試験の合格者発表」に毎年載っている数字を転記し、増加人数は電卓で計算したものです。
毎年11月上旬の発表になるので、9月末現在の登録者数となっています。
社労士登録者数が4万人を超え、毎年1000人増加の時代は終わったのか
上には書いていませんが、平成17年に29,460人だった登録者数は、平成18年に30,709人となり、3万人を超えました。
それからちょうど10年後、平成28年に4万人を超えました。
この10年間、ご覧の通り登録者数は約1,000人ずつ増えていました。
平成27年社労士試験の急激な合格率低下後は、年間約500人増となっていくのでしょうか
平成28年が528人増、そして平成29年が481人増と、約500人ずつの増加になっています。
平成27年の合格者が極端に少なく、実務経験や事務指定講習の関係で登録までに数年かかることを考えれば、納得のいく数字ではあります。
また現役社労士の高齢化も進み、廃業される方も増えていることが想像できますので、この年間500人という数字が続くかどうかは分かりません。
もしこのペースが続くのならば、登録社労士5万人時代がくるのは20年後、2035年のことになります。
合格したけど登録しない「その他登録予備軍」の方は、増えているのでしょうか
会社勤めの現役サラリーマンのひとりとして、現在の社労士4万人では、まだまだ足りないと感じていることは前にも書きました。
この4万人の中には「その他登録」である私のように、実際には活動していない社労士も含まれています。
>> 社労士はまだまだ足りない、と本気で思うし、そう信じている
社会構造の変化している20年後に、社労士5万人という人数が適正かどうかは分かりません。
また、せっかく合格したのに、登録していない方もたくさんいると思います。
そのような方は、「その他登録」もぜひ検討してみてください。
>> 社会保険労務士「その他」登録のすすめ
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