社会保険労務士法詳解も持っています。読み物としても面白い!
言わずと知れた、社労士法の逐条解説書(コンメンタール)です。
社労士法を一条ずつ、くわしく解説してあります。
社労士法は社労士にとって重要ですが、実務に直接役立つ本ではありません。
実際に実務で役に立つのは、たぶん「社会保険労務六法」の方です(私は持っていませんが・・・w)。
そもそも私は実務をしていませんから、別にいいんですけどね。
私はどこに向かっているのでしょうか。
社労士試験に合格したら、買おうと決めていましたが・・・
この本の存在を初めて知ったのは、私が社労士試験初挑戦の平成22年のことです。
試験会場の出口の門で、配られていたチラシで知りました。
もともと合格しても開業する予定はなく、目指したのは最初から「その他登録」社労士です。
>> 私が社労士を目指した、今となっては恥ずかしい理由
- でも、その他登録って何だろう
- 何でこんな制度があるんだろう
そんな疑問に答えてくれそうだったのが、この「社会保険労務士法詳解」でした。
しかし試験には落ち続け、
受かった時にはうれしくって、何も考えずそのまま登録(もちろん「その他登録」ですw)してしまいました。
買うタイミングを、逃してしまいました。
ブログを始めてから買いました。これはおもしろい!
その後、こうしてブログを始めた私です。
社労士としてブログ書くからには、下手なことは書けません。
ちゃんとしたことを書くためには、それなりの知識が必要です(たいした事も書いてはいませんが・・・w)。
そういう思いで購入しましたが、結局この本にも「その他登録とは何か」という明確な答えは書いてありませんでした。
でも、この本は本当におもしろい。
社労士制度の沿革が、100ページ以上!
社労士の歴史がわかります。
先人の苦労がしのばれます。
社労士制度は50年前にできましたが、今の形になったのなんて本当に最近の話です。
とっても分厚いこの本、実測で何と 1.4kg もあります。
私の家で、一番分厚く重たい本かもしれません。
連合会の会則から、申請様式まで載っています。
県社労士会と連合会とのやりとりが、見えるようです。
この本のおもしろさを伝えるだけの、文章力のなさが口惜しいです。
社労士の歴史から想像する、「その他登録」の歴史的背景
この本には、「その他登録」に関する明確な記述はなさそうですが、社労士の歴史から推測することはできました。
- 時代背景から今の社労士業務が生まれ、後から法整備をしたこと
- もともと登録制ではなく、「免許制」であったこと
このあたりが関係しているようですね。
- 免許取得者が開業するためには開業届を出す
- 企業内社労士(勤務社労士)は開業届を出さない
- 社労士業務をしていない人も、開業届はもちろん出さない
これがそのまま、1.開業社労士、2.勤務社労士、3.その他登録の社労士、になったと理解しています。
この本は平成20年の発行です。入手はむずかしい?
「社会保険労務士法詳解(全国社会保険労務士会連合会/編)」
この本の購入先を紹介しようと思いましたが、なかなか入手は難しいようです。
(2019年1月14日成人の日に確認)
Amazonにはありませんでした。
楽天ブックスにもありませんでした。
至誠堂書店でも「出版社品切れ」でした。
がんばって探してみると、全国社会保険労務士会連合会ではまだ注文できるようです。
>> 参考図書のご案内:全国社会保険労務士会連合会HP
登録社労士なら、「会員特別頒布価格」でお安く買えるようです。
ご興味のある方は、お早めにどうぞ。
新版が出たら、七つ道具に加えましょうか
最新版は、現在作成中のようですね。
※現在、第7次法改正までを収録した平成20年発行版が最新刊となっております。第8次法改正の収録分につきましては、現在作成中です。発行日は未定となっておりますので、ご了承ください。
発行されたら、七つ道具に加えましょうか。
でも何かを削らなきゃ、「七つ」道具にはなりませんね^^;
>> 七つ道具(社労士の持ちもの)
スポンサーリンク