2012年というと、もうずいぶん昔ですね。これは私が社労士試験に合格した年です。

すでに社労士勉強3年生を迎えていた私は、なかば惰性で勉強していました。なにか新しいことを取り入れなければ、イヤになってしまいそうです。そんな私は、このころ流行りだしたスマホ問題集を使って、隙間時間を利用して勉強を始めていました。

この隙間時間とは、具体的に言うと通勤時間です。

片道30分の、「駅で電車を待つ時間＋電車に乗っている時間」を淡々とスマホをいじっていました。暇つぶしに、ゲームやクイズをするくらいの感覚で、淡々と問題集を解いていたのです。

受験勉強最終年に、このスマホ勉強を始めたことが合格に直結したかは不明ですが、今思えば、問題慣れする、良い勉強方法だった気がします。「新しい物好き」で飽きっぽい私にもピッタリでしたかね^^;

この勉強方法を、ぜひとも受験生のみなさんに紹介しましょう、と思ったのですが・・・。

有料無料、玉石混交、今は社労士試験アプリがいっぱいあるのですね

私が使っていたアプリはまだあるかな、と検索してみると・・・。

「えっ！こんなにたくさんあるの？？」、と思わず声が出てしまいました。

資格の大原さん、ユーキャンさんなどの有名な予備校はもちろん、初めて聞くところから、個人で作っているようなものまで、本当にたくさんあります。有名予備校のもでも無料アプリがたくさんありますし、中には有料、それも1,000円を超えるものまでありました。

今では、スマホアプリを使っての隙間学習なんて、当たり前なのかもしれませんね。

しかしこれだけ種類があると、どれを使おうか迷われる方もいらっしゃるのではないかと、要らぬ心配までしてしまいます。

私が使っていたものは多分これです。5年前はこの一択でした

社労士受験過去問題集 社労士V （日本法令）。

値段は忘れましたが、有料だったと記憶しています。
私の受験勉強最終年に発表されたこのアプリ、当時はこれがほぼ唯一の存在で、他にはほとんど選択肢がありませんでした。

当時、社労士V を毎月読んでいた私は、自然とこれで、「スマホ勉強」を始めたものです。
選択肢が他になかったことが、逆に幸いしたのかもしれません。

勉強方法に王道はありません。試験合格を目指して頑張ってください

今は選択肢がありすぎて、どれがいいのか分からないかもしれません。

私は当時の最先端の勉強をしたおかげで、他の受験生と少しだけ差をつけられたのかもしれません。
ということは、今ではスマホアプリでは差はつけられないのでしょう。

試験勉強には、いろいろな格言があります。
どれも正しいと言えば正しいのでしょうが、それが全てではありません。

• 独学で受かる試験ではなくなった
• 一度決めた参考書を変えてはいけない
• 選択式試験問題には解き方のテクニックがある
• あきらめなければ必ず受かる試験である

・・・などなど。

ちょっと思い出しただけでも、いくらでも出てきます。
私は独学でしたし、勉強法もフラフラと変えていました。
選択式のテクニックを解説したCD＋教材を、ヤフオクで手に入れたりもしました。

試験に受かるためには何をすればいいか、だけを常に考えていました。

私は運よく受かりました。運だけだったのか、頑張ったからなのかはわかりません

私は若い頃、別の士業を目指し、数年勉強をしていたことがあります。
何回か試験も受けてみたのですが、途中であきらめてしまいました。
何回受けても受からなかった私は、他の道も模索し、社労士や行政書士の勉強も少しだけしてみたのですが、なじめずに試験すら受けませんでした。
その時は、将来、また社労士の勉強をするとは思ってもいませんでした。

それから20年ほどしてから社労士の勉強を始めて、そして受かることができました。
頑張りはしましたが、もちろん絶対受かる保証はありませんでした。

私は受かって良かったです。受験生のみなさん、頑張ってください

私がまだ受験生だったとしたら、「試験に受かるためには、今何をすればいいか」ということを、常に意識して勉強していると思います。
スマホアプリも片っ端から入れて、どれかを愛用していたでしょう。

今年の試験は終わってしまいましたが、来年の試験までまだ11ヶ月あります。
受験生のみなさん、頑張ってください。

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