過労死しないために。悲しいですが仕事で手を抜く具体的な三つの方法

公開日:   最終更新日:2017/10/17

「過労死」が減りません。
世間の関心が高まり、法整備も少しずつ進んできたおかげで、肉体的にキツい仕事で、身体がボロボロになることは減ってきています(まだまだありますが)。
しかし精神的に追い込まれて、自ら命を絶ってしまうことが、逆に増えてしまっています。

昨今の労働環境では、残念ながら手を抜く方法を考えないと、もたないのかもしれません。

今の「仕事のキツさ」を分析して、それぞれを避けるための具体的な方法を考える

現在の労働環境の過酷さは、大きく分けて三つです。

・代わりがいない(ような気がする)
・隙間時間がない。余裕があれば新たな仕事を振られる
・ようやく得た仕事を手放すことが怖い

一つ目に、有期雇用やパートタイム労働者、派遣社員などの非正規労働者が急増したことです。
飲食業や流通業などを中心に、「正社員ひとりと後は全員がバイト」という職場もめずらしくありません。
すべての責任がひとりの正社員に集中し、代わりはいません。
これは、正社員がたくさんいる職場でも、それほど変わりません。
効率や生産性を重視するあまり、どんな部署でも、業務が滞らないギリギリの人数にすることを目指しているため、やはり代わりはいません。

二つ目は、隙間時間というか余裕ある時間が、どんどん削られてしまったことです。
携帯電話やメールの普及により、移動中や食事中でも連絡が入るのはもちろん、帰宅後でも休暇中でも、仕事から完全に解放されることがなくなってしまいました。
その昔の営業マンは、電車で移動中に本を読んだり居眠りしたり、時間調整と称して喫茶店でお茶を飲んだり、至福の時間を送れたものです。
これは、内勤でも同じことです。
業務分析や能力評価が当たり前となり、個人にも業務のスピードと成果を求め、他者と競い合うことが当たり前になってしまいました。
少しでも余裕のある態度を取ろうものなら、新たな業務で隙間時間を埋められてしまいます。

三つめは、仕事が辛くてもなかなか辞められないし、放り出すこともできないことです。
これは、自ら会社を辞めることもできないし、常に会社から切られてしまう恐怖とも闘わなければならないということです。
終身雇用が崩れ、また安定企業と呼ばれた会社でもこの先どうなるか分かりません。
会社に入りさえすれば一生安心という余裕は、今はありません。

のほほんとした学生生活を終え、新卒で職場に入ったら、いきなり即戦力としての働きが求められます。
頼れる同僚や先輩は減る一方。
そんな中、ストレス発散や減りゆく席の確保のための、パワハラやいじめ、いやがらせが蔓延しているのが現状です。

仕事で手を抜く具体的な方法その1、「とにかく一度、休んでみる」

「私が休んだら業務が止まる」というのは、単なる思い込みです。
休んでも、何とかなることを知っておきましょう。
周囲の人に迷惑がかかると思いますか?
無理して休めなくなり、そのうち倒れてしまう方がよっぽど迷惑です。

本当につらくなった時に休むためにも、早いうちに一度、休んでみることをおすす

仕事で手を抜く具体的な方法その2、「趣味を仕事中に持ち込む」

ちょっと空いた時間は、趣味に没頭します。
考えるだけでもいいです。
パソコンに向かって、おいしそうなお店を検索するのもいいですね。
買いたい商品の候補を書き出して、比較検討するのもいいでしょう。
パッと見は、仕事をしているように見えます。

いずれ休日にも仕事のことを考えるようになりますから、仕事中も仕事以外のことを持ち込みましょう。
オンとオフがあいまいになってしまうのでしたら、受け入れて逆も考えましょう。

仕事で手を抜く具体的な方法その3、「転職を常に考える」

別に、転職をすすめているのではありません。
今の会社や仕事を客観的に見つめるために、他の会社や仕事、転職市場などは常に気にかけておきましょう。
今の仕事の辛さは我慢するのに値するのか、常に考えておきましょう。
現在の仕事に満足している場合でも、5年後、10年後はわかりません。
今の会社がなくなったり、居られなくなる可能性は常にあります。

その時の年齢は?
転職できるのか?
収入はどうなる?

周りにも目を向けることで納得して働くことが、精神的に追い詰められないためにも必要です。


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