会社員は疲れた顔でOK。フリーランスはカッコつけないと仕事が来ない
フリーランス、独立開業、個人事業主。
カッコいいですね。
憧れますね。
会社員をしている私もいつかは、と夢見ています。
会社員である私は、フリーランスと呼ばれる方たちとも取引があります。
デザイナー、コピーライターににコンサルタント、弁護士や弁理士の先生に個人経営で工場を切り盛りされている方まで。
もちろん社労士の先生もいらっしゃいます。
フリーランスの人たちは、みんな生き生きとしていて、やりがいにあふれ、毎日が楽しそうに見えます。
果たして本当にそうなのでしょうか。
フリーランスは輝いていないと仕事が来ない
実はフリーランスの方は、自分自身が企業(事業)の看板です。
エネルギッシュで成果を上げている(ように見せる)ことが、次の仕事につながります。
儲かっていないお店をわざわざ選ぶ、奇特なお客さんはいないでしょう。
買った商品に何かあったときに、お店がなくなっていては困ります。
買った商品を気に入っったなら、次も同じお店で買いたいものです。
フリーランスの方に仕事を依頼するときも、「今頼んでいる仕事」をやり遂げていただくことは当然として、また次も頼める方にお願いしたいのです。
つまりフリーランスの方の元気は、その継続性や信頼性の証なのです。
法人さんがドンと構えているから、会社員は疲れた顔ができる
それでは、企業で働く会社員はどうなのでしょうか。
普通、企業は法人化されています。
その「法人さん」を信用して、私たちは商品を買います。
車でいえば、トヨタさんは立派で大きく、多少の景気の波風では、びくともしないイメージでしょう。
ソニーさんはビッグで、グローバルで、知的なイメージがします。
トヨタで働く会社員が疲れた顔をしていても、私たちはトヨタの車を買うことをためらったりはしないでしょう。
そうなのです。
フリーランスたる個人の方は、法人さんのように揺るがず、パワーを感じさせることが必要になってくるのです。
フリーで生きるなら、しんどい顔はみせられない
フリーランスは大変です。
皆、見えないところで大変な努力をしています。
でもその努力を、大変そうには見せるわけにはいきません。
ちなみにこれは、小さな会社の社長さんでも同じことです。
例えば IT会社の若い社長などは、アイディアだけで一発当てて楽そうに見えるかもしれません。
しかし、ほんとに彼は楽しいだけでしょうか。
・当てた事業を維持するための努力
・当てた事業が衰退する前に、次の事業を探す努力
・社員を雇えば、社員の人生を背負い、その家族の未来までも肩にのしかかる
・思いもよらぬ出費があれば、資金繰りに頭を悩ませ銀行に頭を下げる
・誹謗中傷ねたみうらみ、さまざまな目にさらされる
そんな中でも「儲かっているイメージ」を崩さないように、明るく楽しく笑うのです。
うーん、私には真似できそうもありません。
それでも私は、独立開業を目指すのですが・・・。
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