ノギスは一家にひとつは備えたい。特に少し小さなものが意外と便利

公開日:  更新日:2018/06/02

ノギスです。
ノギスを私は2本持っています。
このノギス、英語と思われている方が多いのですが、実はドイツ語の Nonius(副尺)からきています。

このノギス、普通の物より少し小さなものが、日常生活で大活躍です

物のサイズを測るとき、定規では正確に測ることはむずかしいものです。
平面でないものや、角を丸めてあるものは、はさんで測るノギスでなければ必ず誤差ができてしまいます。
また生活の中で、物の太さ(直径)を知りたいことも多いのです。

・パイプに付けるキャップを買いたくて、太さを知りたい
・ペンにつけるキャップを探す
・これはここに入るか知りたい

穴の直径は普通の定規で測ることができるのですが、「太さ」を正確に測るのは難しいです。
パイプの太さを測るために、巻き尺で外周を測り、電卓を叩くこともありました。

・太さ=外周の長さ÷3.14

しかし巻き尺で外周を正確に測るのも、やってみれば分かりますが、そんなに簡単ではありません。
そんな時こそ「ノギス」の出番です。
ただ残念ながら、普通のノギスは重たくて仰々しくて、気軽に使う気になりません。

そんなときこそこの「ミニノギス」。
勝手に名前を付けてしまいましたが、ペン立てに無造作に突っ込んであり、いつでも気軽に使っています。
10cmまでしか測れませんが、日常生活にはこれで十分です。

ちなみにこのノギス、英語では vernier と言います。フランスの数学者で「副尺」を発明した人物の名前です

バーニャさんが発明した副尺とは「本尺の目盛の端数を正確に知るための補助尺」のことで、このノギスにももちろん使われています。
つまり、1mmごとに引かれた目盛りの間を指されているときに、目盛りからどれだけずれているのかを分かるようにしてあって、その結果、0.1mm単位まで正確に測れるようになっています。

しかし、私はこの名前の由来でもある「副尺」を全く使っていません。
1mm単位でサイズを知れれば、それで十分です。

物を挟んで、外側の寸法を測れればそれでいい。内径も測れるのならこれ以上望みません

この小さなノギス、どこで買ったのかは覚えていません。
なぜ手に入れようと思ったかも、忘れてしまいました。
ただ、もう20年以上の付き合いになります。

大きなノギスは「本物」で、ちゃんとしたものです。
それでもどちらかを捨てろと言われたら、迷わず私は小さなノギスを残します。
本当に本当に、この小さなノギスをよく使うのです。

私の生活に、なくてはならない珠玉の一品と言えるもののひとつです。

スポンサーリンク

関連記事-こちらもどうぞ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です