体重計(3)タニタHD-65Dを分解修理。畳の上でも量れるのはこれだ
私の愛機、タニタ体重計「HD-65D」が調子を崩してしまいました。
そんなに高いものでもないし、買い替えを考えて電池不要のアナログ式体重計を手に入れましたが、なんと畳の上ではまともに量れません。
フローリングよりで量ったときより、プラス5kg示すありさまです。
これはダメだと、買い直しを考えました。
>> 体重計(2)買い替えてはみたけれど、畳の上では正確に量れない・・
次の候補にあがったのは、HD-65Dの後継機と思われるHD-660かHD-661くらいでしょうか。
しかし購入者の評価を読んでみると、「畳の上やじゅうたんの上では正確に量れない」とあります。
なぜだ?
我が家のHD-65Dがたまたま「当たり」だったのでしょうか。
オール金属製で重たいから?樹脂製のようにたわまないから?
やはりタニタ体重計HD-65Dは、とんでもない名機なのかもしれません。
試しにスイッチを入れてみると、あいかわらずセンターに「1」の表示でウンともスンとも言わない。
しかし表示が出るということは、電気的には生きているはずです。
一度直ったところとみても、単なる経年劣化での接触不良などである可能性もあります。
よし、ダメ元で修理してみましょう。
とりあえず分解!意外と大変なので良い子は真似しないように
ということで、分解したのが最初にあげた写真です。
ホコリがたまっているのは覚悟していましたが、ところどころ赤サビも浮いています。
とは言え、シンプルな構造ですので、電気的に生き返ればまだまだ使えそうです。
どうしても分解したい人のためのヒント
最近の工業製品というものは、外側から見てもネジが無く、どう分解していいか迷ってしまいます。
その上、組み立てに特殊工具を使う必要があり、分解するのも大変なら元に戻すのもまた大変です。
うまく分解できるのか、また元に戻せるのか、まったく保証できませんので、具体的な分解方法は書きません。
あくまで自己責任で行う方へのヒントです。
・裏側から見えるバネっぽいもので上蓋を引っ張っていますので、これを外す
・外すとガタガタしますが、外側4か所が引っかかって外れない
・よく見ると側面に穴が4か所、奥に銀色のバネが見えるのでそれを押すと外れる
・1か所ずつ外して4か所とも外せば、カパっと上蓋が外れます
・この4か所の引っかかりを外す過程で、中の部品が外れ中であばれます
・外れた部品は、パズルの要領で組み立てなければいけません
・一番最初に外したバネっぽいものを元に戻すのに、創意工夫が必要かも?
やっぱりおすすめはしません。
修理は簡単。ホコリを吹き飛ばし、コネクタを外して接点復活材を吹きかけるだけ!
外せるコネクタは2か所です。
電線を傷つけないように慎重に外して、中古電子部品の味方「接点復活材」をたっぷり吹き付けます。
ついでに基盤も外して裏面をチェック、ここは大丈夫そうです。
スイッチや電池との接点にも接点復活材を吹き付けて・・・、よし完成です。
組み立て前に動作確認。ちょっと表示が変ですが、そのうち直りました
また分解し直すのは避けたいですから、この状態で動作を確認します。
右上に丸が表示されたりしますが、決して角度を表示しているわけではなさそうです。
スイッチも効かなくなったので、電池抜きリセット。
無事に表示され、良かった良かった。
写真を取り忘れましたが、修理途中で「g表示」にもなりました。
ボールペンなんかの重量だって量れます。
5桁ありますので、体重も「70000g」などで分かりますからこれでもいいかとも思いましたが、点滅してお知らせする確定機能が働かないのと、どうすればこのモードに切り替えるのか分かりませんので諦めます。
名機、タニタ体重計HD-65D復活!畳でもジュータンでもフローリングでもコンクリートでも!
予想通り創意工夫をこらしての組み立てで、見事復活した私の愛機。
意識したことはなかったので、いろんなところで体重を量ってみましたが、やはりどこでも正確。
ときどきプラスマイナス0.1kgの違いもありますが、もちろん誤差、許容範囲内です。
やはりオール鉄製の重量2kgが効いているのでしょうか。
ちなみに、重量2kgは実測です。
我が家のキッチンスケールは、2kgまで量れる優れもの、やっぱり便利です。
>> キッチンスケールは2kgまで量れることが大切!用途がグンと広がります
完全復活した私の愛機。やはり体重計はこれしか考えられません。
>> 70kg未満をキープするために、毎日乗る体重計はタニタ製一択
修理から半年、またもや不安定(2018年8月13日追記)
う~ん、どうしたものか。
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