日本刀はさみ。日本刀好きの小市民には、これくらいがちょうどいい

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私は日本刀が好きです。
私の家には床の間がありませんが、あったら飾りたいくらい好きです。
最近は良く出来た模造刀があるようで、新聞の通信販売広告でもよく見かけます。
欲しいです。
でも残念ながら、買う勇気はありません。

一般の気弱な市民として、たとえ模造刀であろうとも、堂々と日本刀を家に置くのは怖いのです。

日本刀を買う勇気はないですが、これなら買えました

NIKKEN
ニッケン刃物 関伝の美 日本刀はさみ(SW-28 B・黒)

「外国人のお土産として人気」ということで、テレビで紹介されていたのを見たことがあり、気になっていました。
昔から使っていたハサミが、そろそろ限界が近づいてきたこともあり、「ハサミは必要だから」と自分に言い訳しながら購入してしまいました。

ペーパーナイフなどの方が本物に近いのですが、使わないものは買いたくない私には無理でした。

ハサミとしてはお高いが、スペックで無理やり自分を納得させる

100均でも普通にハサミが買える時代に、ハサミごときに数千円出すのは勇気が要りました。
「いいものは高いのが当たり前、一生使うならいいものを」という良くある言い訳を、このハサミのスペックを使って正論に変えました。

・刃物のまち、関市の作品
・関刃物の伝統を活かした純日本製
・曲線の刃を採用し、上刃と下刃の長さの違いによる「引き切り効果」を実現
・はさんで切る従来のはさみと違い、しっかり引き込みスムーズに切る

そうです。
これはそこいらで買える、普通のはさみではないのです。
たまたま訪れた観光地の土産物屋で見かけたのが、悩んでいた私の背中を押しました。

種類がありすぎて、逆に悩んでいたわけです

スペックで納得して購入を決めた私を迷わせたのが、その種類の多さです。
真田幸村モデルに、坂本龍馬モデル。
持ち手を漆塗りにした、1万円を超える高級モデルまであります。

・どうせ買うならいいものを
・いやいや使い勝手が分からないから冒険は禁物

いろいろ悩んだ末、黒刃が魅力の「忍者刀」モデルあたりにしようかと決めようとしましたが、いざとなると尻込みしていました。
結局、「掛け台なし」の一番安いモデルを買ったわけです。

我が家のペン立てに無造作に差してある「日本刀はさみ」、買って良かった。

肝心の使い勝手は???、それでもハサミはこれでいい

実は、それほど使い込んでいません。
新聞をスクラップする趣味もなければ、紙細工を生業ともしていない普通の生活を送る一般人である私にとっては、ハサミはそれほど出番の多い道具ではありません。
先日、網戸を張り替えた際に、余った部分を切ろうとしましたが、曲線刃が邪魔してまっすぐに切れませんでした。
網戸押さえのゴムは、さすがにサクサク切れました。
「引き切り効果」の恩恵には、まだ預かっていません。
しかしたまにしか使わない道具ですから、これでいいのです。

私の家に、日本刀が来てくれたのです。
いちいち鞘から抜くひと手間が、なんともたまりません。
ときどき、用もないのに鞘から抜いて、楽しんでいます。

私は満足です。

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