余命30年。あと何年生きられるのだろうか?調べてみました

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とりあえず、まずは平均寿命から。
厚生労働省の調査では、2016年の日本人の平均寿命は女性87.14歳、男性80.98歳で、いずれも過去最高を更新しました。

しかし、この平均寿命というものは、各年齢の死亡率が今後も維持されるものとして計算され、求められた「0歳の平均余命」のことです。
つまり、「2016年に生まれた0歳児が、その後何年生きられるか」ということになります。

私は50歳を超えていますので、そんな数字には興味はありません。

50歳前半の平均余命を調べれば、あと何年生きられるかが分かるのか

調べてみると、「国民生命表」というものが、国勢調査や推計人口に基づいて作成されていることが分かりました。
さすがは、厚生労働省ですね。
現在(2017年9月)見ることのできる最新版、「平成28年簡易生命表」によると、

・50歳男性 平均余命 32.54年
・55歳男性 平均余命 28.02年

82~83歳くらいまで生きるということですね。
平均寿命とあまり変わりません。

2017年現在、80歳まで生きた場合の平均余命はおよそ10年と聞いていたが?

また、90歳まで生きる確率も半分半分とも聞きました。
先ほどの生命表でも、

・80歳男性 平均余命 8.92年
・90歳男性 平均余命 4.28年

やはり、80歳になってもあと9年くらい、90歳になってもあと4年以上生きられそうです。
私の知りたかった数字は、平均余命でもなさそうです。

平均値ではなく中央値、寿命中位数を見てみよう

平均値というものは、一部の数値が極端に大きかったり小さかったりすると、その極端な数値に引っ張られ、正確な判断ができなくなります。
例えば平均年収では、高額所得者がその値を大きく持ち上げます。

年収500万円の人が99人、年収5億円の人がひとりいたとしましょう。
平均年収は、なんと「995万円」にもなってしまいます。

平均寿命も平均余命も、平均である以上同じことです。
不幸にも、若くして亡くなる方がいますので、その方が平均を低く押し下げます。

そのため統計の世界では、平均値を使わずに「中央値」を見ます。
中央値とは、データを大きさの順に並べたとき、全体の中央に位置する値のことです。
先ほど例に挙げた平均年収では、もちろん「500万円」になります。
寿命の中央値である、「寿命中位数」を見てみましょう。

これも厚生労働省の、生命表に載っています。
平成 28 年においては、男 83.98 年、女 89.97 年となっています。
男性の半分は84歳、女性の半分は90歳まで生きることになります。

私は、84歳まで生きられる可能性が50%あるだけでなく、その後も生き続ける可能性があるということです。

確率が問題ではなく、「長生き」の可能性があることが重要

生命表の「寿命中位数等生命表上の生存状況」によると、こんな数字も出ています。

・男性が90歳まで生きる確率、25.6%
・男性が95歳まで生きる確率、 9.1%

人生を何回も繰り返すならば、確率にも意味があるかもしれません。
しかし人生は一度きりです、
ある年齢まで生きるかどうかは、ゼロか100%かのどちらかです。

85歳まで生きるとして、蓄えを切り崩すシミュレーションは間違っていた

私はこれまで、85歳まで生きると仮定して、自分の老後財産のシミュレーションを行ってきました。
平均寿命より少し長く生きても大丈夫なように、計算してきたつもりでした。
今回の計算を通して、50代前半の私は、とりあえず「余命30年」としておきます。

しかしこの考えだけで、蓄えを切り崩す生活を設計するのは、少し危険なようです。
やはり年金を中心として、長生きリスクに備えるしかないようです。

理想はやはり、「年金だけで生活」することです。


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